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「新潟ライフデザインカレッジ」スタートします

更新日:2022年10月14日

長引くコロナ禍、目まぐるしく変化する社会情勢に学生の皆さんも漠然とした不安を抱いているのではないかと思いますが、これから社会人になる皆さんに向けてニューノーマル時代のキャリアを考える学びの場を新たにつくることとなりました。



リーフレットのデータ(PDF)


プログラムのコンセプトは「自分らしいキャリアをロールモデルと一緒に考えるイキカタ学部へようこそ」


企画の座組は新潟市雇用・新潟暮らし推進室主催。新潟日報社と協同で運営する事業でプログラム監修と当日のコーディネーター/ファシリテーターを当社が担当いたします。


各回ユニークなライフスタイルを体現した学生のロールモデルとなり得るゲストをお呼びし、根掘り葉掘りインタビューでお話を伺い、地域で自分らしい生き方や働き方を実現するためのヒントを探ります。


今回、企画に込めたねらいは2つあります。


1つは目先の就活ではなく人生全般(生き方・働き方)、会社名や業種ではなく魅力的なロールモデルという個人にフォーカスしたプログラムです。

新潟を離れていく若者の皆さんに尋ねると「魅力的な職場が無い」と答えることから、これまで会社をPRする取り組みが行わていると思いますが、これまでの経験からして効果はかなり薄いと考えます。


そもそも何に魅力を感じるのかが主観的であり、一人ひとりによって異なる訳ですが、ここで少なくともいえるの「新潟にはないもの、できないことを求めている」ということではないでしょうか。


前提となる環境改善として選ばれる会社として各企業で働きがい×働きやすさの推進が求められますが、もう一つ大事なのが学生側のマインドセットへのアプローチが必要と考えています。


新潟にはない、できない」と彼らが解釈していることは、果たして真実なのか。


学生が何をもって判断しているかについての仮説として、同じ学校の先輩や教職員、バイト先、就活で出会った企業の担当者、そして家族など非常に限られた世界で得られた情報から判断しているのではないかということです。

相対的に見たら魅力が伝わりにくい新潟での働き方やライフスタイルですが、自分も含め身の回りには本当に自由に自分らしく、先進的に活躍している方々がいます。

数多くの学生たちと接してみて分かったことは、「出会う人次第で価値基準は変わる。価値基準が変わることで、人生の選択は変わる」ということ。


根拠はありませんが、こうした出会いの影響は軽視できないのではないでしょうか。



2つは、コロナ禍による繋がりと出会いの機会損失への補填です。

コロナ禍により飲み会やサークルだけでなく、面白い社会人と出会えたであろう様々な交流の場も制限されてしまったことで、学生の皆さんは自分の未来を見通す際の手がかりともいえる多様な大人との出会いも容易ではなくなったと感じます。


先日も学生たちが名刺交換に不慣れだったり、そもそも名刺持っていないという状況に出くわし、社会人にぐいぐいアピールするようなアグレッシブな学生の姿が珍しくなりました。

こうした変化の背景には先輩から後輩へ…代々受け継がれてきたであろう処世術ともいえる社会と繋がり方を学ぶ機会があったものの、それがコロナ禍により寸断されてしまったことにあるのではないでしょうか。 企業の採用や人材育成においても言えることですが、オンライン中心で学んできたことで、非言語コミュニケーションや対面だから得られる経験が乏しく、このままだと人間関係構築力が未熟なまま社会に出ていく方が一層増えるのではないかと危惧しています。


自らアグレッシブに動ける学生は問題ないかもしれませんが、新潟ライフデザインカレッジを社会と繋がる力を身に着けるための最初のステップとして活用してもらい、それぞれ動きだしていってもらえたら嬉しいです。


そして、気になる2022シーズンのゲストの皆さんは、

第1回:2022年10月29日(土)

異なる分野を渡り歩き自分らしい未来を探す探求者の齋藤 華さん



第2回:2022年12月10日(土)

学校教育と先生をエンパワメントする元教員フリーランスの木村 有希さんさん



第3回:2023年2月18日(土)

楽しい暮らしを自分でつくる越境系建築士の小林 紘大さん



以上の3名。学生さんにぜひ出逢ってもらいたい魅力的な3名が揃いました。

参加対象は学生(専門学校・短大・大学、学年不問)県内外どの学校の方でも参加いただけます。お子さんや身近な学生で興味ありそうな方がいればぜひご紹介ください。

受講料無料、各回定員20名。全3回参加者には修了証書を発行します。その後の人生に役立つであろうキャリアの講義もやります。

修了後もゆるく繋がり続けられる仕掛けを色々考えていますので、学校の垣根を超えた繋がりづくりとしても良いのでないかと。


個人的には県外の大学に進学卒業後、Uターンを考えたときに地元との繋がりが希薄で頼れる人が少なくて困った経験もあるので、昔の自分があったら嬉しかったであろう企画でもあります。


新潟にすぐに戻ろうと考えていなくとも、地元と繋がりを持ち続けたいと考える方には特にオススメしたいですね。

まだどうなるか分かりませんが、長く続く事業としてじっくり育てて行き、ゆくゆくは新潟の新たな文化づくり…ロールモデルを起点とした面白い人たちが集まり相互作用する生態系の実現をめざして仕掛けていきたいと思っていますので、応援いただけると嬉しいです。


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